バリバリに反社会的方面に傾いていそうな若いカップルが、
薄暗い場所にボンヤリとたたずんでいる。
しばらくすると、男の方が大きなくしゃみをした。
女はめんどくさそうに男の方を見て、一言。
「God bless you」
男はすぐに
「Thanks」
と返した。
ギャグというか、ユーモアシーンだったんだと思う。
ドラッグやって、暴力に染まっているような
乃至は、
ヘビーメタルでパンクでファンキーな、
どちらにしろ、
安息日を守って聖なる日としていないコト間違いなしな若い連中が、
神サマがらみの言葉を言うというシチュエーションで、
ちょいと笑って貰おうって魂胆だったんだろうね。
「God bless you」は慣用句。
頭一語を省略して「bless you」てな言い方することもある。
この言葉、「神のご加護を」とストレートに訳すこともできるけど、
むしろ、
「お大事に」とか「お元気で」とか「大変感謝します」とか
そんな気軽な意味合いに取った方が良い。
実はくしゃみをした人に向かって必ずいう「お約束」で、
くしゃみ→「God bless you」→「Thank you」
までがワンセットになっている。
つまりマクラに書いたぶっ飛んだカップルは、
何気ない会話だけど、よく考えたらヘンだよね、
ってな「ズレ」を楽しむアメリカンジョークってコトかね。
アメリカ人は信仰心が薄いなんて言うのは、
実は勝手な思い込みなのかも知れない。
何しろ宗教的迫害を受けて
イギリスやらフランスやらから移住してきた人たちが
こつこつ作った国なワケで。
色々あるけど、
基本、優しくて真面目な人たちなんだと思われ。
だから日常に神サマがらみの言葉があふれているんじゃないかななんて、
好意的に受け止めてみたりする。
ところで、無神論と無宗教は別モン。
今日の占いカウントダウンだの、
(スポーツ新聞のおっぱい占いでも可)
交通安全のお守りだの、
パワーストーンだの、
両思いになるおまじないだの、
千客万来の招き猫だの、
金運が上がる黄色いお財布だの、
左足からパンツをはくと一日がうまくいくみたいな験担ぎだの、
そういった物を
毎朝欠かさず見たり
一つ二つ持ってたり
条件反射的にやってたりする人は、
例え特定の宗教団体に属していなかったとしても、
神(人ならぬ力)を信じているってコトだかものね。
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