「キリストの貧しき騎士にして、エルサレムなるテンプル騎士修道会」が正式名称(ラテン語:Paupers commilitones Christi Templique Solomonici)なれど、長ったらしいのでお尻の二言だけとって「テンプル騎士団」。
日本語訳すると「聖堂騎士団」とか「神殿騎士団」とかになる。
いわゆる「十字軍(クルセード・croisade)」との違いは、
・十字軍はあくまで「軍」であり
・戦争する(異教徒から聖域を取り戻す・守る)のが目的で
・構成員は戦闘要員(兵隊)
であり、
「騎士修道会(騎士団)」ってのは、
・騎士団はあくまで「修道士集団」であり
・イェルサレム巡礼者を守るために武器を携行しているのであって
・構成員は修道士(坊主)
ということになっている。
戦う坊さん、僧兵なワケだ。
ま、どちらにせよ最初は(或いは参加者は)純粋に自分の神様を信じて行動していたわけで。
異教徒を殺戮したり略奪したりするのは「確信犯」なわけで。
かくしんはん 【確信犯】
道徳的・宗教的・政治的な信念に基づき、
自らの行為を正しいと信じてなされる犯罪。
思想犯・政治犯・国事犯など。
[ 大辞林 提供:三省堂 ]
道徳的・宗教的・政治的な信念に基づき、
自らの行為を正しいと信じてなされる犯罪。
思想犯・政治犯・国事犯など。
[ 大辞林 提供:三省堂 ]
でも坊主といえど人間がやっていることだから
時が進むと既得権ががらみでぐだぐだになっちまうわけで。
テンプル騎士団は時の王様(美男王:フランス王フィリップ4世)
自分に都合の良い別の騎士団を作りてぇってんで、
ちょいと画策して「異端集団だ」ってな「濡れ衣」を着せて
ぶっつぶしされちゃったりした、と。
ちなみに王様がフランス全土で騎士団の一斉逮捕をやらかしたのが、
1307年10月13日の金曜日だってんで、
ヨーロッパ方面では「13日の金曜日は縁起が悪い」ってことになったそうな。

