2007年11月10日の記事の続き。
ヒンドゥーの女神ラクシュミ(仏教に取り入れられて吉祥天ないしは功徳天と呼ばれる)には姉妹がいた。
アラクシュミ(不吉祥天・黒闇天)というその姉は、
幸福を司るラクシュミの対であり、不幸を司る女神だった。
ヴィシュヌ神に求婚されたとき、ラクシュミは
姉にも伴侶を見つけてほしいと誓願を立てた。
醜い容姿の不幸の女神を夫とする者は中々見つからなかったが、
そこは最高神の一人ヴィシュヌ、
一人のリシ(神仙、仙人とも。苦行の末に神々と肩を並べるほどの能力を得た人間)とアラクシュミを結婚させて、
ラクシュミの願いを叶えた上で彼女を妻とすることができたという。
幸運と不運とは常に表裏一体であり、いつも同時に訪れるもの。
それ故ラクシュミは自分の暗黒面の化身でもあるアラクシュミにも
自分と同じ境遇になって欲しかった(なって貰わねばならなかった)と言うことだろう。
小さなラクシュミの生まれ得なかった姉妹は、小さなラクシュミから切り離された。
それは小さなラクシュミにとっても同じこと。
小さなラクシュミもまた、姉妹と切り離されたのだから。
幸運と不運とは常に表裏一体であり、いつも同時に訪れる。
幸福の面が出るか、不幸の面が出るか。
小さなラクシュミが幸福でありますように。
2008年02月27日
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